BCP対策における必要性と基本的対策内容

BCP対策における必要性

現在の日本において、有事の際の対策や資源の確保という面でのBCP対策の重要性が急激に高まっています。

BCP対策とはその名のとおりbusiness continuity planであり、事業を継続させるための計画です。具体的には大切な自社の業務を継続させるために、万が一の自然災害が発生したときに備えて優先して再開させる必要がある業務の特定や、そのために必要となる人員確保や原料の調達・輸送の代替手段などをマニュアル化しておくことです。

このようなBCP対策ですが、全ての企業が万全の対策を行っているというわけではありません。しかし今後において自社の事務所を新しく構えようとお考えの場合は、その場所がBCPの観点において本当に大丈夫かを十分検討する必要があります。

BCP対策の基本的な内容

BCP対策の基本としてまず重要視されるのが地理的要件です。3.11震災の被害を考えると津波のリスクがある海岸から近い場所に事務所を構えるのは当然避けるべきであり、地盤沈下の恐れがある埋め立て地も避け、山を削ったような地盤が強固な場所を選ぶことが無難であるといえるでしょう。また、ビルにおいては今や耐震ではなく免震構造が必須であるといっても過言ではなく、ライフラインの復旧に時間がかかることを踏まえ、電気については二系統の引き込み設備を有しているビルを選ぶのが大切です。また、完全にライフラインが止まってしまっている状況において、燃料等をどのルートから調達するか定めておくことも重要です。

BCPとはBusiness(事業)・Continue(継続)・Plan(計画)の略であり、BCP対策とは企業が大災害等に遭遇した場合における事業継続の手段を予め計画しておいて対策することを言います。